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TEL. 0846-24-6780

〒725-0024 広島県竹原市港町5−8−1

大学間連携フィールド演習
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瀬戸内海における里海フィールド教育拠点として単位互換のある他大学向け演習(4科目)開講して、他大学農学専攻の学生に対して里海に関する構造と機能を学ぶためのフィールド教育を実践しています。

受講希望者は、所属大学の事務室の指示に従って手続きしてください。

     

2024年度

○里海フィールド演習 
シラバス 
2024年8月28日〜30日

練習船豊潮丸に乗船し,広島湾において海洋環境の測定および生物採集方法・ロープワーク等を船上で学ぶことを通して,海と人間の関わりを考える.また,竹原ステーション(水産実験所)周辺にあるアマモ場,干潟を利用し,そこに生息する生物の採集方法および生物群集を観察する(18名を2班に分けて進行).それらの生物生産を含めた生態系における機能や,人間からみたこれらの環境の意義と漁業生産を含めた利用のされ方について,現場観察と室内での講義・実験を通して理解する。

○臨海資源科学演習 
シラバス
 
2024年9月1日〜9月5日 

瀬戸内海中央部において、プランクトン、底生生物(無脊椎動物、海藻類)、魚類、共生生物の様々な採集方法(小型船舶も使用する)及び個体識別、同定、標本処理などの技術を学んだ上で、それらの形態、分類、発生、行動、生態に関するデータの取り方、解析、解釈の技能、知識を培う。外部講師による世界の海洋環境に関する講演によっても視野を広げる。

○瀬戸内海の養殖水産物を学ぶ総合演習 
募集要項 演習紹介
誓約書 単位互換科目履修願水産海洋実践教育ネットワークの場合
2025年1月11日〜14日  

広島大学大学院統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション(水産実験所)は瀬戸内海中央部の広島県竹原市に位置する国立大学では唯一の水産実験所です。  瀬戸内海は,沿岸域をおもな生息場とする魚介類の供給源として重要な海域で,沿岸漁業と養殖業が全国の生産量の約2割に相当します。また,総生産量および総生産額の両面で,沿岸漁業よりも,養殖業の貢献が全国に比べて大きいです。中でも,カキおよびノリ養殖の寄与が極めて大きく,両方で瀬戸内海の総養殖生産量の約9割を占めています。  本演習では,おもに非魚類の有用水産生物として,カキやノリを含む,海産無脊椎動物や海藻の分類学,形態学,生理生態学の基礎について観察や分析により習得します。さらに,竹原ステーション近隣の,栽培漁業センター,カキやノリの養殖施設の見学および加工体験,食品工場での水産加工品の製造実習を行うことで,瀬戸内海の環境と生物の特徴、水産物の一次産業(増養殖)から2次産業(加工)までの理解を深めます。

○海洋生態系における低次生産を学ぶ演習 
募集要項 演習紹介 演習の様子
誓約書 単位互換科目履修願水産海洋実践教育ネットワークの場合
2025年3月13日〜3月16日 

瀬戸内海は,本州,九州,四国に囲まれた日本最大の内海で,豊かな自然環境を背景に,古くから,漁業・養殖業は主要産業の一つを担ってきました。しかし,沿岸開発や近年の水温上昇,貧栄養化などの海洋環境の変化により,その生産量は減少傾向にあります。また,瀬戸内海では砂浜と岩礁域が連続する海岸が典型的であり,それぞれの環境で,生物種の数と構成が大きく異なった生態系が構成されています。そのため,瀬戸内海の生物多様性を保全するには,各生態系に特化した議論が必要です。 本演習では,瀬戸内海を代表する藻場や岩礁域に特徴的な底生生物(無脊椎動物・海藻類)の種構成や生理・生態的特性などを観察や分析により学習します。また,瀬戸内海のカタクチイワシ(シラス漁業)などの生産を支える動物プランクトンの採集,同定(電子顕微鏡も使用),生態に関する実習を行います。船舶を使った生物採集に加え,ドローン、遠隔水中無人探査機により収集した環境データ分析や、酸素濃度による海藻類の生理的反応の分析を行い,地域や季節による生育種の特徴を考慮した、生物多様性の保全および生物資源の持続的利用のあり方への理解を深めます。

バナースペース

水産実験所

〒725-0024
広島県竹原市港町5−8−1

TEL 0846-24-6780
FAX 0846-23-0038