軟体動物 | 棘皮動物 | 節足動物 (甲殻類) |
扁形動物 (ヒラムシ類) |
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イワフジツボ カメノテ |
イイジマヒラムシ |
紐形動物 | 脊索動物 (ホヤ類) |
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ミドリヒモムシ クリゲヒモムシ |
マクラボヤ | ||
○参考文献 ・吉良哲明.1959.原色日本貝類図鑑.増補改訂版.保育社 ・蒲原稔治.1961.原色日本魚類図鑑.保育社 ・波部忠重.1961.続原色日本貝類図鑑.保育社 ・岡田要.1965.新日本動物図鑑〔上〕.北隆館 ・内海富士夫. 1969.原色日本海岸動物図鑑.保育社 ・西村三郎.山本虎夫.1974.海辺の生物.保育社 ・武田正倫.1982.原色甲殻類検索図鑑.北隆館 ・波部忠重.1983.学研生物図鑑 貝Ⅱ.学習研究社 ・岡村収.尼岡邦夫. 1997.日本の海産魚.明光社 ・佐波征機・入村精一・楚山勇. 2002. ヒトデガイドブック. 阪急コミュニケーションズ. pp135. ・倉持卓司. 2012. 第1章 分類と形態. 「ナマコ学-生物・産業・分化-; 奥村誠一・高橋明義 (共編)」. 成山堂. 1-17. |
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
形は細長い楕円形。殻板は低く、背部は丸い。殻表は滑らかで突起物はない。殻板の色彩は極めて変化に富む。体長約3 cm。北海道西岸以南から南西諸島までの日本各地に広く分布し、潮間帯から潮下帯の転石の下に生息する。スケールバーは1
cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
肉帯に小棘、ひげ状突起がある。尻板は小さく三角形型。肉食性で肉帯部を持ち上げ小型の甲殻類を誘い込み、粘液で絡ませ捕食する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月4日
採集地: 竹原市 (広島県)
体は細長い楕円形。殻板は小さく、尾殻板は楕円形。肉帯部はやや広く、色彩の変異が激しい。明確な9対の棘束を有する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
体は細長く、蠕虫様。頭板から第4殻板まで連続して並ぶが、残る後方の4枚は互いに離れる。殻板は小さく、肉帯が体の大半を占める。肉帯背面は淡褐色に褐色の横帯模様を有する。スケールバーは1
cm。
潮間帯中部から下部の岩礁に生息する。北海道南部以南、日本全国に広く分布する。
採集日: 2020年5月8日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻から軟体部がはみ出ナメクジ様。殻頂の穴 (頂孔) は中央部やや後ろに位置し、そこから水管を突き出す。スケールバーは1 cm。
潮間帯に最も普通の巻貝の一つで、干潮時は岩棚の下や転石の下に棲息する。殻表面は、暗緑色と淡紅色が交互になった石畳のような模様。北海道の南部以南の全国に分布。
潮間帯下の水深2~5mの岩礁に棲息する。波の荒い場所では殻表面に突起があるが、波の穏やかな海で育ったサザエには、突起はほとんどみられない。北海道南部以南から九州、韓国、北朝鮮、中国に分布。日本における水産重要種。
採集日: 2020年5月28日
採集地: 竹原市 (広島県)
螺塔は低く、上面は弱いドーム状。殻表面には太い肋と細顆粒がある。蓋は石灰質で丸く、一部暗緑色に染まる。スガイ (酢貝) の名前は、石灰質の蓋を酢に浸すと気泡を出しながら溶けることに由来する。スケールバーは1 cm。
潮間帯の岩礁に棲息する。蜘蛛のように粘液糸を海中に放出して、これに食物を付着させ食べる。本州以南の潮線内外に分布。
採集日: 2020年6月4日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻幅50mm程度に達する中型の巻貝で砂地の浅海に多く分布する。軟体部は写真のように殻から大きく露出し、殻を完全に覆いつくす。 夜行性で、砂の中を活発に動き回り、アサリなどの二枚貝を食害する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月4日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻表面は平滑で、鈍い光沢をもつ。軟体は乳白色に不規則な黒い斑紋が点在する。写真のように前方に長く突出する口吻をもつ。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年5月28日
採集地: 竹原市 (広島県)
一見カサガイの仲間に見えるが、カタツムリやモノアラガイに比較的近縁のグループ。15本程度の乳白色の放射状の肋をもつ。殻は左右不相称の楕円形で、右側に水管溝をもち、水管溝が通る肋は殻縁から突出する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月4日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻長約1.5 cmの小型二枚貝。殻は左右によく膨らみ、前後に長い箱型。殻の後縁は斜めに裁断状で、後腹隅は尖る。殻皮は黄褐色で全面を覆う。潮間帯岩礁域の転石の下に生息し、足糸で岩に付着する。スケールバーは1
cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
タイラギ類と比較して細長く、閉殻筋 (貝柱) が小さい。背縁は直線的で、後縁は切断状ではなく丸みがある。殻表面に10本程度の放射肋があり、肋上に棘をもたない。殻頂を砂泥底に突き立てた状態で生息し、足糸により体を固定させる。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻表面は.殻表は白色ないし紫褐色で不規則な褶壁がある。生育環境により外部形態に著しい変異がある。北方型のナガガキ、およびエゾガキは生育環境の相違によるマガキの地理的変異型。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月26日
採集地: 竹原市 (広島県)
不定形であるが一般的に楕円形。両殻共に膨らみは弱い。殻表面に管状突起が多数密生する。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
殻長約4 cm。浅海の砂泥地に生息する。殻の色彩は極めて変化に富む。ヒメアサリRuditapes variegata (Sowerby, 1852) と比較して、外套湾入が深い。東北以北では夏季に1度、関東以南では春季と秋季の2度産卵する。日本における水産重要種の一つ。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月4日
採集地: 竹原市 (広島県)
一般的な食用種で全長約60 cm。体表は網目状。全長の約80%を占める腕は、8本がほぼ等長。
東北以南の日本各地の潮間帯から陸棚上部で最も普通。本種は世界各地から報告されているが、複数種を含む可能性が高い。
浅海の岩石の下などに多く、体色は暗緑色。3~4月に産卵期をむかえる。北海道南部から九州に分布。
浅海の岩礁間に最も普通に見られる。日本における水産重要種。東京湾から九州、小笠原、台湾、韓国、中国に分布する。
本州沿岸で最も普通にみられる。体はほぼ五角形で、表面には大きな赤色の班が不規則に散布する。北海道から九州、朝鮮にいたる沿岸各地に広く分布する。
採集日: 2020年5月8日
採集地: 竹原市 (広島県)
腕は短く先端は鈍い。幅長4-5 cm。盤および腕ともに背面は、規則的に並ぶ1種類の板で構成されているため布目状に見える。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年5月26日
採集地: 竹原市 (広島県)
採集者: 近藤 裕介
背面は明赤色、朱色をしており、体表は荒い顆粒で覆われている。腕は円筒状で長く、中心の盤は小さい。東北以南の岩礁底や礫底に生息する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年5月26日, 6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
採集者:近藤 裕介
体色は変異が激しく、暗緑色や褐色に白から乳白色の雲斑紋様がある。8本の腕を持つ個体が一般的であるが、7-10本の腕を持つ個体もいる。腕は五角柱状で基部から脱落しやすい。また、体を2分裂させ無性的に増殖し、写真のように再生中の3-4本の短い腕を持つ個体が多い。東北以南の日本各地の浅海やタイドプールに生息する。スケールバーは1 cm
採集日: 2020年5月8日
採集地: 竹原市 (広島県)
盤の直径は約6 mm。腕長は盤の直径の4-7倍。体色は淡い黄色の地に赤黒または白色の斑紋が入る。日本沿岸の潮間帯下部から潮下帯の転石の下に生息する。スケールバーは1 cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
盤は円形で1.5-2 cm、盤の直径の3-4倍の腕をもつ中型種。色彩は暗緑色、または暗褐色で、腕には濃淡の環紋がある。潮間帯から潮下帯の転石の下に生息する。日本固有種。
採集日: 2020年5月26日
採集地: 竹原市 (広島県)
採集者:近藤 裕介
体表面は固く、やや褐色を帯びた体色に黒褐色の斑紋がある。管足は腹面全体に存在する。疣足について、小さいものは背面全体に分布し、大きいものは背面および腹側面に沿う。体長は50
cmにもなる大型のナマコ類。スケールバーは5 cm。
円錐形で高潮線付近の岩礁上に多数群生する。大きさは10mm以下の小型のフジツボ。北海道西南部より本州各地に分布。
黄褐色で全体が石灰質殻板で覆われている。主に岩の割れ目や隙間に群生する。本州以南の潮間帯の岩礁に生息する。
体は楕円形で、前方に1対の触角があり、表面には灰紫色の斑点が散布する。養殖カキを食害することがある。
採集日: 2020年5月8日
採集地: 竹原市 (広島県)
体長80 cmに達する。体幅は約1 cm。前端はヘラ状であり、体色は深緑色。写真のように自切することもある。カキ殻や転石の間隙に生息する。スケールバーは5 cm。
採集日: 2020年5月8日
採集地: 竹原市 (広島県)
体長80 cm以上になり、体幅は1-4mm。体色は暗紫色や栗色の地に一細かい白点が散在し、白色の細輪が環状にほぼ等間隔に並ぶ。カキ殻や転石の間隙に生息する。スケールバーは5
cm。
採集日: 2020年6月6日
採集地: 竹原市 (広島県)
体は横長の楕円形で、入水孔と出水孔は体の両端に分かれて開く。被嚢は革状で表面は平滑。転石下や石礫上に付着して生息する。スケールバーは1 cm。
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