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竹原ステーションで実施される演習に関する学術用語の解説(他大学・広大の学部生向け)を 「共生」
「魚病など」
「プランクトン」
「海洋環境」
「無脊椎動物」
「有用水産動植物」
「海藻」 「魚類」
に纏めました。予習、復習に活用ください。
詳細は、各用語をクリックしてください。表中の図は、クリックで拡大されます。
海藻類に関係する分類 | ||
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藻類 | 海藻 | 海草(海産顕花植物) |
緑色植物門/緑藻植物門 | 緑藻類 | 不等毛植物門/オクロ植物門 |
褐藻類 | 紅色植物門/紅藻植物門 | 紅藻類 |
ラン藻類/シアノバクテリア |
藻類の光合成色素 | ||
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クロロフィル | カロテノイド | フィコビリン |
海藻類の生活史 | |||
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世代交代 | 生活史 | 雌雄同株 | 雌雄異株 |
多年生 | 一年生 | ヒジキの生活史 |
海藻類の多糖類 | ||
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寒天 | カラギーナン | アルギン酸 |
海藻類の生態 | |||
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海藻類の生育帯の区分 | 低潮線 | 高潮線 | 潮下帯 |
潮間帯 | タイドプール(潮だまり) | 藻場 | 海中林 |
アマモ場 | ガラモ場 | アラメ・カジメ場 | 磯焼け |
流れ藻 |
海藻養殖 | |
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ノリの生活史 | ノリの養殖の過程 |
引用文献 |
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海藻類に関連の深い専門書等 |
藻類 algae酸素発生型光合成をする生物のうち,コケ,シダ,種子植物を除いた生物で,約10植物門に分類される。このうち肉眼的な世代のある分類群は3植物門に限られ,その他は微細藻類である。 |
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海藻 seaweed海に生育する藻類のうち,肉眼的な世代をもつ緑藻類,褐藻類,紅藻類の総称。海産の植物プランクトンは「藻類」であるが,「海藻類」ではない。 海草(海産顕花植物) seagrass海草は,海に生育する被子植物の総称で,海藻とは異なり,花が咲き,種子を作る。海産顕花植物(flowering marine plant)とも呼ばれる。温帯域における代表種はアマモなどである。海藻と区別するため,「うみくさ」と読むことがある。 | |||
海草(うみくさ) 海産種子植物(陸上から海に生育場所を移した高等植物) |
海藻(かいそう) 海中に生育する緑藻,褐藻,紅藻などの大型藻類の総称 | ||
緑色植物門/緑藻植物門 Chlorophyta海藻類、植物プランクトンとしての緑藻類が属する。詳細はこちら(外部サイト:生きもの好きの語る自然誌) |
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緑藻類 green algae緑藻類(green algae)は約10,000種が知られているが,その80%以上が淡水産である。遊走細胞の先端からは複数の鞭毛が出るが,それらは数に関係なく等長である。色素はクロロフィルaとb,カロテノイド,キサントフィルをもつ。体は緑色を呈する。光合成による同化産物はデンプンである。体制はアオサのように葉状のもの,アオミドロのような糸状の物など様々である。シャジクモ類は構造が特殊なため別に扱われることが多いが,緑藻に含める場合もある。食用としては,ヒトエグサ,アオサ・アオノリ類,クビレズタ(海ぶどう),ミルなどが利用される。 | |||
不等毛植物門 Heterokontophyta/オクロ植物門 Ochrophyta褐藻類や珪藻類が属する。詳細はこちら(外部サイト:生きもの好きの語る自然誌) |
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褐藻類 brown algae褐藻類(blown algae)はほとんどが海産で,いずれの種も体は多細胞からなる。配偶子,遊走子などの遊走細胞には側面から出る不等長の2鞭毛がある。色素はクロロフィルaとc,βカロテンをもち,フコキサンチンが多いため褐色を呈する。光合成による同化産物はラミナリン,マンニトールである。細胞間に粘質多糖類のアルギン酸やフコイダンを多く含むものがある。糸状,葉状あるいは樹枝状など様々な構造のものがある。海藻の中では最もよく発達した藻体を形成し,大きくなるものでは数十mにも達する。ただし,熱によりフコキサンチンに結合したタンパク質が変性すると赤色を失い,緑色の体色となる。食用としては,ワカメ,コンブ類,ヒジキなどがある。 | |||
紅色植物門/紅藻植物門 Rhodophytaかつては紅藻綱のみが属していたが、近年の研究により数綱に分類されている。詳細はこちら(外部サイト:生きもの好きの語る自然誌) |
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紅藻類 red algae紅藻類(red algae)は世界で5000種以上が知られており,そのほとんどが海産種である。生殖細胞には鞭毛がなく,運動性を欠く。色素はクロロフィルaとd,色素タンパク質として赤色のフィコエリトリンを多量にもち紅色に見える。その他に青色のフィコシアニンなどを含む。同化産物は紅藻デンプンである。セルロースと厚いゲル状多糖からなる細胞壁をもつ。食用としては,アマノリ類,テングサ類,ツノマタ類,オゴノリ類がある。アマノリ類は,日本の養殖海藻のうち,最大の生産量があり,おにぎり,寿司などの海苔として加工される。 | |||
ラン藻類 blue-green algae/シアノバクテリア cyanobacteriaシアノバクテリアとも呼ばれる真正細菌。植物門としての名称は藍色植物門。地球上で初めて酸素を発生した生物。食用としては淡水産のスイゼンジノリやスピルリナなどがある。 | |||
クロロフィル chlorophyllすべての光合成生物が持つ光合成色素。おおよそ黄緑〜青緑色。 | |||
カロテノイド carotenoidすべての光合成生物がもつ光合成色素。おおよそ黄色。動物の体色とその変化(婚姻色,保護色など)に関与している。動物には生合成能力がないので,餌料として取り込む。 | |||
フィコビリン phycobilinラン藻類,紅藻類などがもつ。おおよそ赤色と青色。アメフラシが放出する紫色の液の色素成分は餌となる紅藻類由来と考えられる。 |
世代交代 alternation of generationsある種で,有性生殖と無性生殖が交互に繰り返されること。体細胞の核相も変化する。有性生殖では,配偶体(n)が配偶子(n)を作り,接合(受精)する。無性生殖では,胞子体(2n)が,減数分裂して「胞子」(n)をつくる。 |
生活史生物の一生の過程。とくに環状に図示したものを生活環と呼ぶ。 |
雌雄同株同一個体上に,雌性と雄性,両方の生殖器官をもつもの。 |
雌雄異株雌雄の生殖器官が別々の個体にあるもの。 |
多年生栄養的な方法で何年も生きること。 |
一年生発芽から死までの生活環を,生殖の回数に関わらず一年で終えるもの。 |
ヒジキの生活史 |
寒天 agar紅藻類のテングサ類,オゴノリ類のもつ多糖類。熱水で抽出される。食用として,トコロテンなどの伝統食材やゼリー状の食材のほか,医薬品,介護食,化粧品などにも使われる。 | |||
カラギーナン carrageenan紅藻類のキリンサイ類、オオキリンサイ類などのもつ多糖類。食用として、ゼリー状の食材の他、医薬品、介護食、化粧品などにも使われる。 |
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アルギン酸 alginic acid褐藻類のコンブ類などのもつ多糖類。アルギン酸ナトリウム。食用の増粘安定剤の他、繊維等の染色用糊料などにも使われる。 |
スサビノリの生活史 | |||
ノリの養殖の過程 |